今度は、『帰らぬ日々』です。
いい映画でしたね。
特にひき逃げをした犯人、それを追いかける被害者の父親のそれぞれの心の葛藤がリアルに演出されています。本当にこの二人のやり取りは、見ごたえ充分です。
私は、もうすぐ一児の父親になります。
まだ、心の準備が不完全で、被害者の父親の気持ちがよくわかっていないと思います。
しかし、この映画を通して家族ができるというのは、自分以上に大切なものがこの世に誕生することの意味を思い知らされているようの気がしています。
息が詰まるほど悲しく、運命のいたずらもいい加減にしてほしいと思わせる映画ですが、いい映画ですね。
タイトルは、「グラントリノ」です。
いい映画でした。グラントリノは、昔の名車だそうですが、今では憧れの車。
その車を見ず知らずの他国人のもとへという流れです。
歳を老いていくと経験や偏屈さが、パワーアップして意固地になっていく。
これは、どの国にも共通しています。
しかし、人と人の関わり方次第で老人だろうが、人生がどうにも転んでしまう。
クリントイーストウッドの映画は、結構見ていますが
最後は、悲しい結末が多いですね。
いい味を出した演技をしており、秀作といえますね。
しかし、どこの国のどこの家でも同じようなもんです。
この映画には、痛快さがあります。
家族皆が、挫折にこらえながらも最後のダンスは、何とも痛快!!!
この映画には、挫折をもろともとしない快さがあります。
この映画には、挫折なんかくそくらえ!!の精神があります。
この映画には、ざまーみろしてやったりのショックがあります。
何よりもこの映画、家族の絆を重んじる精神があります。
そして、この映画には、多くのユーモアに富んでいます。
皆様、是非、この映画をご覧ください。
そしてベネチアといえば、この「旅情」だ。
私は、約10年間このベネチアの町を1日だけ体験しています。
もちろんこの映画を見て行きましたが、30年以上前の映画にもかかわらず当時の町並みと全然変っていない印象です。
そして最後のシーン。
突然のお別れシーンで駅のプラットフォームを必死になって列車に追いつこうとする男。
途中、わざとらしくプレゼントの小物を落としたことで結局渡せずに最後に花を取り出し女に向けて別れの場面とします。
切ないシーンです。
なぜ、もうちょっと早く来ないのといいたくなるが、演出としては切なさが伝わりいい。
カメラワークも列車と駅が同時に撮影され同時に手を振る別れの場面はリアルでいい。
あと、映画音楽。
これまた印象に残り名曲。
たまに見るならこの映画です。
私自身、ちょうとベンゲル監督が指揮を執った名古屋グランパスエイトが絶頂期のときに天皇杯での浦和レッズ戦を東京国立競技場で見ました。
当時、浦和レッズファンのすごさを聞いてましたが、すごいです。
この連帯感は信じられない。
ゴールを入った瞬間を見届けましたが、アメリカ大リーグでオークランドコロシアムでみたアスレチックスとレッドソックス戦で当時絶頂だったクレメンスからカンセコがホームランを打ったときといい勝負でした。まさに迫力満点の調和の取れた大音調。すごい!!
その方も浦和レッズの入れ込みようときたら大変だそうです。
一体どこに魅力があるのか聞いてみてもそれは、浦和レッズだからとのこと。
人には、飽きというものが存在しているが、浦和レッズファンは、まさに永遠の不滅ですかね。
昭和34年代の町並みが見事に再現されほのぼのとした楽しい映画です。
あまり内容を語ってしまうとこれから楽しみにしている方がいるといけないため避けておきますが、いい映画ですよ。娯楽映画としての完成度は、ピカ一です。
人生の上で失うもの、得るもの。
お金より大切なもの。
現代の拝金主義を痛烈に批判していて人間関係の絆の大切さ。家族の大切さ。
物語は、スローですが、昭和34年にタイムスリップしたような映像技術の素晴らしさ。
続編ですが、どんどん続きを見たくなる映画ですね。
お勧めの作品です。
それを戻ってきて欲しいと願い空港で泣いて訴える彼女。しかし、ゲイジは、お互いの将来のためだと踏ん切りを付けて別れた。
その後、お互い成功して、ふとゲイジは夢でその彼女との子供を含めた家庭での父役になっている夢をみる。最初は、本当の自分に戻りたいと思うが、やがて妻と子供との愛情ある生活に慣れて現実の世界に戻るのがいやになるが、現実に戻ってしまう。
そして、名場面は、彼女がパリへ出張するときにゲイジは、少しでも夢の中で見た生活と現実とのギャップを失くしたい一身で空港でうったえるのである。最初は、ただ、「ただ、行かないでくれ。ちょっとコーヒーでも飲もう。」というが、相手にされない。あきらめようとするが、ケイジは、最後、裸になって夢の中での生活をぶちまけるのである。「今、進んでいる現実よりも二人の関係の方が大事だ。少しその時間を待って関係を取り戻そう。」と。
ところかまわず、自分のいわゆる空想を夢で見てなんのことやらわからない相手にぶちまける勇気はすごいです。昔、片思いをする相手を思うとき、勝手に相手を空想し、2人でいるとさぞかし、幸せだろうと思いさらに相手が恋しくなる。しかし、現実は、そんなもんでなく上手くいかない。この映画は、そんな勝手な空想でも真剣に現実に相手にうったえれば上手くいくのだと妙に説得力があり、勇気付けられるやはり名場面ですね。
ここで私が話題にしたいのは、落合監督です。
前任のドラゴンズの監督でここまで成績のいい監督はあの星野さん以上で見当たりません。2004年に就任して1位と2位を繰り返し常に優勝争いに参加しているところはすごいです。長年ドラゴンズファンをしていますが、大体優勝した次の年は、成績が悪くなる傾向でしたので。
最初、落合さんが監督になるとは誰も予想していなかったと思います。落合さん本人でさえ「俺は、ないな」と言ってました。私も落合だけは、ないでしょう、巨人に行ったしねと思ってました。
また、どちからかというと、一匹狼で人をまとめるのに向いていないように誰もが見ていたように思います。しかし、ドラゴンズの誰かが彼の監督としての素質を見て監督にしようとしたことがこの結果につながっているのです。人の能力や素質というのは、外見だけでは、判断できず、正真正銘の成功したサプライズ人事だったと言えますね。
しかし、私は複雑です。確かにドラゴンズの日本一に生まれてこのかたなったことがなく、私にとって悲願です。しかし、しっくりきません。
このクライマックスシリーズって何でしょうか?
ジャイアンツがセリーグの覇者なので当然日本シリーズには、ジャイアンツが進出するのではないでしょうか?
では、今度の第2ステージでもし、ドラゴンズがジャイアンツに勝ったら、結局、どちらが今年は、セリーグで強かったの?ってならないでしょうか?
ドラゴンズが日本一になったとしてもセリーグの覇者はジャイアンツですか? やはりおかしいですね。従いまして、あまり興味が沸きません。
そのとき突然、場面が亡き父親の誕生日に場面が飛ぶ。マイケルがまだ、海兵隊に入ったばかりの頃の回想シーン。
父親を驚かそうと家族全員で準備している食卓で亡き兄のソニーが戦争の話をする。
ソニー「まったく日本人は、こんなときに戦争をしかけやがって」「他人のために身をささげるのはばかげているよ」
今までおとなしくしていたマイケルは突然、口を開く。
「それは、父の考えだろ。僕は違うよ、国のために身をささげるのはいいことだ。」
ソニー「それなら軍隊でも入ったらどうだ」
マイケル「もう入ったよ。海兵隊にね。」
そして「自分の未来は、自分で決めるよ。自分には、自分のプランがあるから。」
と家族に対してそっけない態度をするのである。
マイケルが、自分が孤独なのは、何が足りないのかわからず悩んでいるシーンです。
マイケルの心境として勝手に推測するとこうなるのでしょうか。
「私は、昔から確かに自分本位であった。父の生き方にそむき、妻や兄弟に背き、しかし、ファミリーを守るためにしたことがこんな結果になってしまった。自分は正しいのだろうか」
父と対比されてファミリーのトップとしての孤独をまざまざと見せ付ける名場面です。